藍巴勒海峡 (ランブラーかいきょう、中国語: 藍巴勒海峽、英語: Rambler Channel) は、香港の新界本土(荃湾・葵涌)と青衣島の間に存在する海峡である。青衣海峡青衣門とも呼ばれる。ビクトリア・ハーバーに含まれ、香港の水域測量に貢献した英国艦、ランブラー号(HMS Rambler) に因んで名付けられている。

藍巴勒海峡は最も広いところで幅900mである。「⅂」の形をしており、龍鼓水道や馬湾海峡と接続する北西端の汀九は、ビクトリア・ハーバーの境界にもなっている。南側は、ビクトリア・ハーバーの中心部に接続する。海峡は荃湾ニュータウン、葵涌コンテナターミナル、醉酒湾(葵涌公園)、青衣湾の埋め立てに伴い狭まっている。かつて青衣島と新界の間には、牙鷹洲、青洲、芒洲という島が存在したが、埋め立てにより消滅した。

2013年、藍巴勒海峡は、夕日のスポット15選に選定された。海峡内(荃湾の海岸線を含む)はビクトリア・ハーバーの水域に含まれ、法律により遊泳が禁止されている。

橋梁

藍巴勒海峡には、7本の橋がかかっている。以下に、北西から南東の順で挙げた。()内は開通年。

  • 汀九橋(1998年)
青衣北西部の鑊底湾と汀九を結んでいる。青朗公路(3号幹線)の一部で、大欖トンネル、長青トンネルと接続する。
  • 青荃橋(1987年)
青衣北橋とも呼ばれる。青衣北東部(青衣駅、牙鷹洲周辺)と荃湾を結ぶ。德士古道や青衣北岸公路と接続する。
  • 青茘橋(1998年)
港鉄東涌線と機場快線専用の橋。青衣駅・茘景駅間に位置する。
  • 長青橋(1997年)
藍巴勒海峡大橋とも呼ばれる。3号幹線の一部。
  • 青衣大橋(1974年)・葵青橋(1999年)
2本合わせて青衣南橋と呼ばれ、葵涌と青衣東を結ぶ。青衣大橋(旧南橋)は青衣島と新界を結ぶ最初の橋として建設され、現在は一方通行となっている。
  • 昂船洲大橋(2009年)
青衣南東部と昂船洲を結ぶ。8号幹線の一部で、南湾トンネル、青沙公路と接続する。

施設

  • 藍巴勒海峡公共貨物作業地区
  • 藍巴勒海峡台風シェルター

埠頭

  • 荃湾碼頭
  • 青衣碼頭

ビーチ

  • 近水湾ビーチ
  • 汀九湾ビーチ

沿岸の建築物

  • 麗城花園
  • 有線電視ビル
  • ニーナタワー
  • 海之恋
  • 海浜花園
  • 灝景湾
  • 盈翠半島
  • 長発邨
  • 荃湾華人永遠墳場
  • 葵青コンテナターミナル

出典


常识考点——世界十大海峡 哔哩哔哩

蓝巴勒海峡图册_360百科

世界著名5大海峡 知乎

藍巴勒海峽上的跨海大橋 光影夜景燈飾攝影比賽

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