北澤美術館(きたざわびじゅつかん)は、エミール・ガレ等のフランスのアール・ヌーヴォー期のガラス工芸と、現代日本画の長野県諏訪市諏訪湖畔にある美術館である。キッツ 創業者の北澤利男創設。 隣にはサンリツ服部美術館がある。
概要
世界初のガラス製品を美術品として1983年5月21日に開館。エミール・ガレに代表されるフランスのアール・ヌーヴォー期のガラス工芸700点と、現代日本画200点を収蔵している。
1998年、美術館脇に彫刻家・圓鍔勝三制作、北澤利男像(題字は文化功労者・青山杉雨の書)が設置された。また、彫刻家の沼田一雅(1900年、パリ万国博覧会 (1900年)、鋳銅の「猿廻し置物」を出品、1等の金牌を受領した作家)制作「ライオン像」も隣に設置。
2024年はガレの没後120年目に当たり、3月16日より「特別展 エミール・ガレ没後120年記念 北澤美術館のガレ」開催。
備考
関連施設として、かつて千葉市美浜区に幕張北澤美術館(1992年10月1日 - 2000年2月)が、JR東日本小海線清里駅北側に清里北澤美術館(1989年4月 - 2012年3月)が存在した。また北澤美術館新館(2003年4月開設)は、2012年12月に当館とは別経営の複合文化施設SUWAガラスの里の美術館となった。
館内
この節の出典:
- 1階
- エミール・ガレひとよ茸ランプ展示室
- ガラス工芸展示室 - 2013年4月のリニューアルで展示室面積が2倍になった(所蔵作家・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリック)
ミュージアムショップ中央の階段を上る
- 中2階
- 喫茶室 - 諏訪湖が一望できる。
- 2階
- 日本画展示室(所蔵作家:小泉智英、加倉井和夫、野々内良樹、土屋禮一、松尾敏男、河合重政、工藤甲人、西田俊英、山田申吾、大山忠作、池内璋美、船水徳雄、川崎麻児、野村義照、松村公嗣、加山又造、東山魁夷、山口華楊、堂本元次、三輪晃久、稲本実、高山辰雄、岩波昭彦)
交通アクセス
- JR東日本上諏訪駅西口より国道20号経由徒歩約15分
- 諏訪ICより諏訪バイパスから国道20号経由車で約15分
関連項目
- 諏訪湖
- 上諏訪温泉
- 諏訪市の美術館・博物館
- 北澤美術館と同じくガレ作品を所蔵している美術館
- 安曇野アートヒルズミュージアム
- 鳴門ガレの森美術館
- 北海道立近代美術館
- 黒壁ガラス館
- 上越市立歴史博物館
- 大一美術館
- 愛知県陶磁資料館
- ウッドワン美術館
- ひとよ茸ランプ所蔵美術館
- ナンシー派美術館
- サントリー美術館
- 企業博物館
脚注
参考文献
- 『信州の博物館』 朝日新聞長野支局、1983年
- 『長野県の博物館』 長野県教育委員会 1989年
外部リンク
- 北澤美術館
- 北澤美術館 (KitazawaMuseumofArt) - Facebook
- 北澤美術館 (@kitazawa_museum) - X(旧Twitter)
- 北澤美術館 (@kitazawaMuseum) - Instagram
- 北澤美術館 信州とっておき情報(2013年6月12日閲覧)

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