『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』(英: Please Excuse Me for Being Antisocial)は、アメリカ合衆国のラッパー、ロディ・リッチのデビュー・スタジオ・アルバム。2020年12月6日にアトランティック・レコードとバード・ヴィジョンからリリースされた。 アルバムには、客演としてガンナ、リル・ダーク、ミーク・ミル、マスタード、タイ・ダラー・サイン、エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディが参加している。本作は、アメリカのBillboard 200で4週連続1位を獲得し、ラッパーのデビュー・スタジオ・アルバムとしては2003年以来最長の首位を記録した。このアルバムから「Big Stepper」、「Start wit Me」、「Tip Toe」、「High Fashion」がシングルカットされた。「The Box」はシングルとしてリリースされる前に、アメリカのBillboard Hot 100で1位を獲得し、彼のキャリアで最高位の曲である。本作は、2020年のBETアワードでアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。Apple Musicでもアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出され、2020年の世界的に最もストリーミング再生されたアルバムとなった。
背景
Revoltのインタビューで、本作のレコーディング・エンジニアであるクリス・デニスが、レコーディング・セッションの一部を語った。それによると、デニスは2019年3月、ある日のスタジオセッションでロディ・リッチと初めて会ったことを回想しており、「(リッチとは)それ以来ずっと仕事を続けていた」という。その時リッチは、ポスト・マローンと共にマローンの「Beerbongs & Bentleys」ツアーのヨーロッパ公演に参加後、アメリカへ帰国したばかりだった。レーベルはリッチのデビュー・アルバムの制作に着手したいと考えており、リッチ自身も興味を示していた。デニスによると、リッチらはアルバムの制作に約1年を費やし、その中でトラックリストを常に変更したり、新曲のレコーディング行った。
売上
本作は、リリース初週に10.1万枚 (純粋なアルバム売上は0.3万枚) を売り上げ、本国アメリカのBillboard 200で初登場1位を獲得した。これはロディ・リッチにとって初の全米1位を獲得した作品となった。2週目は8.1万枚を売り上げ、3位に転落。3週目は7.3万枚を売り上げ、3位をキープ。4週目は7.4万枚を売り上げ、2位に浮上。そして5週目にアルバム換算で前週比31%増の9.7万枚を売り上げ、再びチャート1位に返り咲いた。8週目には9.5万枚を売り上げ、3度目のチャート1位に返り咲いた。10週目には7.9万枚を売り上げ、4度目のチャート1位に返り咲いた。 2020年11月5日、全米でアルバム換算の売上枚数が200万枚を超え、ダブル・プラチナに認定された。
本作からシングルカットされた5曲は、アメリカのBillboard Hot 100にチャートインし、「The Box」は11週間1位を記録した。
収録曲
補足
- ^[a] 共同プロデューサーを指す。
- ^[b] 追加されたプロデューサーを指す。
チャート
脚注




