フェリーなみのうえはマルエーフェリーが運航していたフェリー。

概要

波之上丸(3代目)の代船として林兼船渠で建造され、1994年6月に就航。波之上丸(初代)から通算して4代目にあたる。就航直後には、映画『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)の撮影にも用いられた。

後継船のフェリー波之上の就航により、2012年10月2日に引退した。

その後、スクラップ同然として8億円程度で韓国の清海鎮海運に売却され、客室増設などの無理な改造を経て「SEWOL(セウォル、세월)」として仁川 - 済州島航路に就航するが、2014年4月16日に観梅島沖で転覆沈没し、死者299人・行方不明者5人の大事故となった。

航路

鹿児島航路
  • 鹿児島港(新港) - 奄美大島(名瀬港新港地区) - 徳之島(亀徳港) - 沖永良部島(和泊港) - 与論島(与論港) - 本部港 - 那覇港(那覇ふ頭)
就航当初はフェリーあけぼの(初代)、2003年2月以降はフェリーあかつき、2008年7月以降はフェリーあけぼの(2代目)と2隻で2日に1便を運航していた。

設計

右舷船首部と両舷船尾にランプウェイを装備しており、トラック、乗用車などをロールオン・ロールオフ方式で車両甲板に搭載するほか、船首甲板がコンテナスペースとなっており、コンテナをデリックによるリフトオン・リフトオフ方式で搭載する。

船内

船室

  • 1等
  • 2等

設備

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランス

供食・物販設備

  • レストラン
  • 売店

入浴設備

  • 浴室

娯楽設備

  • ゲームコーナー

脚注

外部リンク

  • マルエーフェリー - 日本で就航していた際の運航会社

マルエーフェリー フェリー波之上 丸1日以上! 25時間半の船旅 YouTube

フェリーなみのうえ

ferry Naminoue マルエーフェリー、フェリーなみのうえ 6586トン 鹿児島奄美群島沖縄航路 tsuda Flickr

フェリーなみのうえ さすらいの風来簿

マルエーフェリー「フェリー波之上」[Advectionfog]