下條 信輔(しもじょう しんすけ、1955年4月1日 - )は、日本の認知心理学者。カリフォルニア工科大学教授。実験心理学的な手法によって人間の認知過程(特に視覚)についての研究を行っている。 東京都生まれ。大学時代には第19次『新思潮』に参加し、小説を書いていた。

学歴

  • 1978年 東京大学文学部心理学科卒業
  • 1980年 東京大学大学院文学研究科修士課程修了
  • 1985年 マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了Ph.D(実験心理学)

職歴

  • 1989年 東京大学教養学部助教授
  • 1997年 カリフォルニア工科大学准教授 (生物学・計算神経システム)
  • 1998年 同教授

受賞

  • 1991年 ベスト大会発表賞(日本認知科学会)
  • 1999年 サントリー学芸賞(『<意識>とは何だろうか』を中心として)
  • 2003年 時実利彦記念賞

著書

  • 『まなざしの誕生 赤ちゃん学革命』新曜社、1989
  • 『視覚の冒険: イリュージョンから認知科学へ』産業図書、1995
  • 『サブリミナル・マインド: 潜在的人間観のゆくえ』中公新書、1996
  • 『「意識」とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤』講談社現代新書、1999
  • 『サブリミナル・インパクト 情動と潜在認知の現代』ちくま新書、2008
  • 『ブラックボックス化する現代 変容する潜在認知』日本評論社、2017

共編著

  • 『脳から心へ 高次機能の解明に挑む』 宮下保司共編岩波書店、1995
  • 『サブリミナル・マインド 見失われた未来へ』タナカノリユキ共著 筑摩書房、2012 
  • 『〈こころ〉はどこから来て、どこへ行くのか』河合俊雄,中沢新一,広井良典,山極寿一共著 岩波書店 2016

翻訳

  • G・バークリ『視覚新論』勁草書房、1990
  • B・リベット『 マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波書店、2005 

外部リンク

  • Shimojo Psychophysics Laboratory

第1回 為末大 vs.下條信輔 対談セミナーを開催しました (旧)京都大学 こころの未来研究センター

【第1回京都こころ会議シンポジウム】⑦講演4「こころの潜在過程と“来歴”~知覚、進化、社会脳」(下條信輔) YouTube

下條信輔 「情動-体と心を動かすもの」 2/2 ニコニコ動画

第3回 為末大 vs.下條信輔 対談セミナーを開催しました 京都大学 人と社会の未来研究院

第1回 為末大 vs.下條信輔 対談セミナーを開催しました (旧)京都大学 こころの未来研究センター