日経エデュケーションチャレンジ(にっけいエデュケーションチャレンジ)は、日本経済新聞社が2001年より東京都内で開催している高校生対象のイベントである。
概要
米倉誠一郎一橋大学イノベーション研究センター長・教授が校長を務め、経済社会の動きやイノベーション事例を伝えることを目的としている(2001年~2004年まで「日経エデュケーションフォーラム」、2005年より現名称)。サブタイトルは「高校生のための社会スタディ」。
クレジットは以下の通りである。
- 主催 - 日本経済新聞社
- 後援 - 文部科学省、経済産業省、東京都教育委員会、経済同友会
- 協力 - 一橋大学イノベーション研究センター
- 協賛 - (年により異なる)
講義
米倉誠一郎校長による始業式・修了式(講演)がある。
始業式後、本イベントの協賛企業(年により異なる)の社員が講師となって、働く現場の第一線の様子や講師自身の社会経験を語ることで「働くこととは何か」について講義を行う(参加者は申し込み時に2社を1コースとした複数コースの中から参加したいコースを選ぶ)。
講義終了後には、参加者と講師による交流会の機会が設けられている。
レポートコンテスト
参加者には、任意提出としてレポート課題が課される。テーマは年により異なるが、いずれもイノベーションに関連した内容である(例:2001年「イノベーションで未来をつくる」)。
審査のうえ優秀賞および佳作を選出し、優秀者のレポートは協賛企業の講義内容と共に毎年8月下旬~9月ごろ日本経済新聞紙上に「高校生のための社会スタディ広告特集」(企画・制作=日本経済新聞社クロスメディア営業局)の形で掲載される。過去の掲載紙面の詳細については、#参考文献を参照。
各年の内容
2001年~2004年:「日経エデュケーションフォーラム」を“第○回フォーラム”
2005年~:「日経エデュケーションチャレンジ」を“チャレンジ○○○○”と表記している。
※協賛企業の社名表記は、参考文献に基づき各年開催当時のものである。
フォローアップシンポジウム
上記「高校生のための社会スタディ」を受けて、2001年~2003年および2006年には教育関係者や父母を対象にしたフォローアップシンポジウムが開催された。
2001年
- テーマ - “教育再生 知の大競争時代を見据えて”
- 日時 - 2001年12月8日(土)
- 会場 - 経団連ホール
- 内容 - 基調講演(講師:北城恪太郎・日本アイ・ビー・エム代表取締役会長)、パネルディスカッションほか
- 外部リンク - Internet Archiveによる2001年11月29日付記録
2002年
- テーマ - “日本における社会教育の在り方”
- 日時 - 2002年10月12日(土)
- 会場 - 日経ホール
- 内容 - 「高校生のための社会スタディ」報告、パネルディスカッションほか
2003年
- テーマ - “教育を変える現実社会の力”
- 日時 - 2003年9月27日(土)
- 会場 - 日経ホール
- 内容 - 「高校生のための社会スタディ」報告(レポートコンテスト・表彰式合同討議)、パネルディスカッション
- 外部リンク - Internet Archiveによる2003年12月16日付記録
2006年
「日本経済新聞創刊130周年記念 日経エデュケーションチャレンジシンポジウム」としての開催。
- テーマ - “働くということ-大人は今、子供たちに何を語るのか?”
- 日時 - 2006年10月28日(土)
- 会場 - 学術総合センター・一橋記念講堂
- 内容 - 特別講演(講師:田坂広志・多摩大学大学院教授)、「高校生のための社会スタディ」参加者によるトークセッション、パネルディスカッション
- 外部リンク - Internet Archiveによる2007年5月3日付記録
脚注
参考文献
以下すべて『日本経済新聞』。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 一橋大学イノベーション研究センターによる本イベントの解説
- dreamdesignによる第3回日経エデュケーションフォーラム新聞広告




